二人の原点は、北野高校時代にさかのぼる。クラスメイトとして出会った二人は同棲生活を経て結婚。司法試験に合格し法曹界へ飛び込んだ駆け出しの弁護士時代、資金繰りや事務所経営に苦しんでいた橋下氏を足元から支えたのが典子さんだった。家計をやりくりしながら、やがて誕生した7人の子どもたちの育児を一手に引き受けた。
夫が政治の世界に身を投じ、日本社会の構造改革を叫ぶようになってからも、家庭内での彼女の役割は一貫していた。どれほど外で激しい政治的論争に巻き込まれようとも、自宅のドアを開ければ変わらない「いつもの日常」が広がっていたという。子育ての過酷さと向き合いながらも、夫の決断を一度も止めなかった彼女の度胸と寛容さは、橋下氏自身もメディアで度々感謝を口にするほどだ。