「エリートコース」の対極にあるお笑い界にも、自らの意志で飛び込んだ東大卒お笑い芸人が存在します。
元「田畑藤本」として活動し、現在はピン芸人やサイエンスコミュニケーターとして活動する藤本淳史は、東京大学工学部機械工学科の出身です。大学在学中から吉本興業の養成所(NSC)に通い、物理や数学のロジックを取り入れた独自の知的漫才を展開してきました。
また、文科三類から工学部・大学院修士課程を修了し、外資系コンサルティング大手のマッキンゼー・アンド・カンパニーに勤務した経歴を持つ石井てる美も異色の存在です。超一流企業のキャリアを捨ててお笑い芸人へと転身した彼女の決断は、当時大きな話題を呼びました。現在は英語力を活かしたネタや書籍出版、英語教育分野でも精力的な活動を見せています。
落語界においては、東京大学経済学部を卒業した春風亭昇吉が落語界初の東大卒落語家として真打に昇進。伝統芸能の世界に新たな風を吹き込んでいます。