名門・稲城実業高校野球部において、カルロスは1年次から早くも頭角を現していた。だが、初期の彼は自身の類まれな才能に頼る節があり、どこか飄々とした自由奔放さが目立っていたのも事実だ。そのプレイスタイルが真の成熟を見せたのは、激戦を経た上級生への進級と敗北の苦さを知ってからだった。
続編『ダイヤのA actII』では、最上級生としてチームを精神的にも牽引する姿が色濃く描かれる。先頭打者としての出塁意識はもちろんのこと、甘いボールを逃さず仕留める打撃の確実性が大幅に向上した。自身の足でチャンスを広げ、後続に託すだけでなく、勝負どころで自ら試合を決める長打を放つ頼もしい主軸へと変貌を遂げたのだ。