沢田研二の美貌と革新的表現、なぜ今も世代を超えて熱狂を生むのか

沢田研二の美貌と革新的表現、なぜ今も世代を超えて熱狂を生むのか

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ジュリーが放つ魅力の本質は、整った容姿だけではない。その美貌の裏側に宿る、狂気すれすれの反骨精神と虚無感にある。それを最も鮮烈に焼き付けたのが、長谷川和彦監督による1979年の映画『太陽を盗んだ男』だ。

中学校の理科教師が自力で原子爆弾を作り、国家を脅迫していくという破格のピカレスク。ジュリーが演じた城戸誠は、日常の倦怠と刹那的な爆発力を併せ持つアンチヒーローだった。ゲリラ撮影が敢行された皇居前や首都高のチェイスシーンで見せる疲弊した表情、屋上で札束をばらまきながら見せる虚ろな笑顔。美しくも危うい肉体が生々しいリアリティを放ち、当時の観客に強烈な爪痕を残した。

作られたスター像に安住せず、自らの偶像性を破壊するかのような先鋭的な役柄に挑み続けたこと。その表現に対する徹底した誠実さとヒリついたスリルこそが、2026年代半ばの現在もなおクリエイターや映画ファンを熱狂させ続ける真の理由だ。

阿部 裕樹
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阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。