チームの進化を語る上で欠かせないのが、バイススキップを務める小野寺佳歩との強固な信頼関係だ。数々の体制変更や荒波を潜り抜けてきた二人の間には、言葉を交わさずとも互いの意図を汲み取る阿吽の呼吸が確立されている。小野寺のパワフルなスイープと的確なラインコールは、吉村のショット成功率を極限まで引き上げる重要なファクターとなっている。
再編を経た現在の布陣は、個々の役割が極めて明確だ。フロントエンドが確実にセットアップを行い、バックエンドが決定打を放つ。かつての課題であった終盤の失速も見られなくなり、試合ごとの再現性が飛躍的に高まった。チーム内の風通しの良さと全員が同じ絵を描く徹底したコミュニケーションが、強固な結束力を生み出している。