キャップ界の絶対王者であるニューエラ(New Era)の存在なくして、このマークの世界的普及は語れない。フラットバイザーの「59FIFTY」に立体刺繍された白い「LA」のロゴは、90年代の西海岸ヒップホップカルチャーと結びつき、反骨精神とローカルプライドの象徴としてストリートに定着した。
スポーツアパレル産業において、一球団のキャップがこれほど多種多様なカラーバリエーションで展開され、日常のワードローブに溶け込んだ例は他にない。現在では定番のブルーにとどまらず、オールブラックやパステルトーン、異素材ミックスなど無数のモデルがリリースされ、世界中のセレブリティから若者までがこぞって着用している。チームの勝敗を超越したファッションピースとしての立ち位置を確立したのだ。