本名・荒木良明として芸能界の門を叩いた彼は、相方のケンと共に「水玉れっぷう隊」を結成。キレのあるダンスと身体能力を生かしたコントで一躍注目を集めた。吉本興業の若手オーディションを勝ち抜き、東京のライブハウスやバラエティ番組で実績を重ねた後、大きな転機となったのが吉本新喜劇への入団であった。
漫才やコントの世界から歴史ある大舞台への転身は、決して平坦な道のりではなかった。しかし、長年培った舞台度胸と、アクションで培った体幹の強さを喜劇に昇華させることで、従来の劇員にはない新しいスタイルの役柄を確立していった。苦労人としての経験があったからこそ、どのポジションにいても存在感を放つ強靭な演技力が磨かれたのだ。