2026年代半ばを過ぎ、首都圏にはKアリーナ横浜や有明アリーナ、LaLa arena TOKYO-BAYといった最新鋭の大型アリーナが完全定着した。これらは1万5千人から2万人規模の巨大なキャパを誇り、最新の音響設備と広大なバックステージを備えている。
数字上のキャパだけで比較すれば、武道館は「中規模アリーナ」のカテゴリに分類されるかもしれない。だが、興行界における武道館の位置づけは衰えるどころか、むしろ「選ばれし者だけが立てる聖地」としてのプレミアム感を一層強めている。1万人前後という絶妙なサイズ感は、アリーナツアーへの登竜門であり、同時にアーティストとファンの絆を確かめ合う記念碑的な公演に最適なのだ。