現場でよく比較されるのが、単一の有効成分で構成される「トラマール」や「カロナール」だ。トアラセットが決定的に異なる点は、作用機序の違う2つの成分、「トラマードール塩酸塩」と「アセトアミノフェン」を1錠の中に絶妙なバランスで配合している点にある。
トラマードール塩酸塩が中枢神経の受容体に働きかけて持続的に痛みを抑える一方、アセトアミノフェンが速攻で痛みを和らげる。ダブルのアプローチにより、それぞれの投与量を最小限に抑えつつ強力な相乗効果を引き出すことに成功した。製薬産業の技術が生んだ合理的な治療薬と言える。