廃炉決定から10年——「夢の原子炉」が日本に残した膨大なツケと、2026年の新たな核燃料サイクル戦略

廃炉決定から10年——「夢の原子炉」が日本に残した膨大なツケと、2026年の新たな核燃料サイクル戦略

廃炉決定から10年——「夢の原子炉」が日本に残した膨大なツケと、2026年の新たな核燃料サイクル戦略にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

もんじゅの失敗を経て、日本政府は高速炉開発の旗を完全に降ろしたわけではない。経済産業省が掲げるエネルギー基本計画では、高速炉技術の維持・継承が明記されており、茨城県大洗町にある実験炉「常陽」の再稼働に向けた改修や検証が急ピッチで進められている。

さらに大手重工メーカーが主導する次世代実証炉の概念設計も動き出している。しかし、専門家からは厳しい指摘が相次ぐ。「もんじゅで得られた失敗のデータを真に検証しないまま、次の実証炉へ進むのは本末転倒だ」。過去の失敗の反省の上に立った透明性のある開発プロセスと、国民的な合意形成がなされない限り、いくら最新技術を投入しても「第二のもんじゅ」を生み出すリスクは拭えない。

佐々木 一輝
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佐々木 一輝

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。