モロー反射とは、赤ちゃんの頭部が急に下がったり、突然の大きな音や光、温度変化などの刺激を受けた際に起こる無意識の防御反応だ。両手を広げて指を伸ばし、その後に何かを抱きしめるように腕を縮める一連の動作が特徴で、人類の進化過程で木から落ちないように親にしがみつくための名残とも言われている。
発達のタイムラインをたどると、新生児期から生後2ヶ月頃までは反応が最も激しく現れる。その後、大脳皮質が発達し神経系が成熟するにつれて、反応は少しずつ穏やかになっていく。生後4ヶ月を過ぎる頃には腕を軽く動かす程度に落ち着き、首がすわり寝返りを始める生後5〜6ヶ月頃にはほぼ完全に姿を消すのが一般的な流れだ。