Twitterアカウント「silent hill 333」に投稿されていた1300件以上のツイートの大部分は、旧統一教会に対する激しい憎悪と、それに人生を奪われた絶望感で占められていました。
山上被告の家庭は、父親が京都大学卒のエリートで建設会社を営んでいたものの、父親の自死を経て、母親が旧統一教会に過度に傾倒。1億円を超える莫大な献金を重ねた末、2002年に自己破産へ追い込まれました。この事実について、山上被告はTwitter上で次のように生々しい言葉を残しています。
「オレが憎むのは統一教会だけだ」「我が家の破産は母の自己責任ではない。統一教会の収奪構造そのものにある」――。投稿では、貧困によって大学進学を断念せざるを得なかった悔しさ、小児がんで片目を失明し苦しんだ末に自死を選んだ兄への悲痛な思い、そして教団に家庭の財産と未来をすべて奪われたことに対する果てしない怒りが、繰り返したたきつけられていました。
彼の投稿は感情的な罵倒にとどまらず、教団の教義や霊感商法の手口、さらには日本の政界との癒着構造を冷静に分析・批判する論理的な語り口も多く見られ、フォロワーがほとんどいない孤立した空間で、長年一人で思考を研ぎ澄ませていた様子がうかがえます。