Q1:事件に参加した一般の兵士たち(下士官・兵卒)は重い処罰を受けましたか?
A1:一般の兵士たちはほとんど処罰されませんでした。彼らは「演習」や「正規の出動命令」と騙されて上官に従ったに過ぎなかったため、罪を問われることなく原隊へ戻されました。ただし、所属していた部隊の多くは名誉挽回という名目のもと、激戦地であった満州や中国大陸の前線へ配置転換されることになりました。
Q2:二・二六事件の首謀者たちに同情的な意見があったのは本当ですか?
A2:本当です。彼らが私利私欲ではなく、極貧にあえぐ農村や腐敗した政治への純粋な義憤から立ち上がったという側面は、当時の国民や軍内部でも一定の共感を呼びました。しかし、手段としての暗殺や国家反乱は決して正当化されるものではなく、結果としてより強権的な軍国主義を招く皮肉な結末となりました。
Q3:事件の舞台となった首相官邸は現在どうなっていますか?
A3:襲撃の現場となった旧首相官邸は、改修工事を経て現在は「総理大臣公邸」として活用されています。弾痕の一部などは歴史の証人として保存・記録されており、近代日本の激動を伝える貴重な建造物として現存しています。