新潟駅南口の歴史は、都市の発展と鉄道インフラの近代化が二人三脚で進められた歩みそのものです。かつて国鉄時代には操車場や貨物ヤードが広がり、北側の万代口に比べて開発が遅れていたエリアでした。しかし、上越新幹線の開業や1980年代以降の土地区画整理事業を契機に、プラーカ新潟(LEXNや商業ビル群)の誕生とともに都市化が一気に加速しました。
決定的な転換点となったのが、新潟市とJR東日本が進めてきた新潟駅連続立体交差事業です。駅舎の高架化に伴い、2018年秋の一部供用から段階的に整備が進んだ新潟駅の南北自由通路は、長年新潟市を南北に分断していた“線路の壁”を完全に解消しました。
広々としたペデストリアンデッキとフラットにつながる南口広場は、バリアフリー動線が極めて高水準で整備されています。駅舎から南口ロータリー、LEXN方面へと雨や雪に濡れずに移動できるシェルター(屋根)付き歩道が広がり、天候に左右されない都市空間が完成しました。