アニメ版を手がけたスタジオディーンの手腕も忘れてはならない。独特の間とテンポが求められる国擬人化コメディにおいて、静寂と爆発的なギャグのコントラストを見事に映像へと昇華させた。声優陣の繊細な掛け合いは、文字だけでは伝わりにくい二人の心理戦を鮮烈に描き出している。
当時のアニメーション産業において、国家をモチーフにした短尺アニメがこれほどの社会的ブームを巻き起こすとは誰も予想していなかった。スタジオディーンによる丁寧な作画と演出は、キャラクターの微細な表情の変化を通じてファンの妄想を刺激し、現在へと続く息の長いコンテンツの土台を築き上げた。