では、エコー検査の際にお顔を見てもらうための有効なアプローチはあるのだろうか。臨床経験が豊富な産婦人科医が提案する代表的な対処法の一つが、検査中の体位変換だ。妊婦が横向き(側臥位)になったり、軽く身体を揺らしてみたりすることで、子宮内の重力バランスが変化し、胎児が自然と向きを変えるケースは少なくない。
さらに、健診直前に軽めの散歩を行ったり、温かい飲み物を摂って母体の血流を促すことも効果的とされる。母体の糖分値や代謝が少し上がることで胎児の活動性が高まり、手を動かして顔を露出してくれる瞬間が生まれるからだ。ただし、赤ちゃんが熟睡している時間帯に当たってしまうと動かないことも多いため、数分の時間をおいて再計測するなどのゆとりを持った対応が推奨される。