騒動の現場となったのは、大晦日の看板特番として高視聴率を誇っていた『絶対に笑ってはいけないアメリカンポリス24時!』の序盤でした。ダウンタウン、月亭方正、ココリコの5人が新人アメリカンポリスに着任し、恒例の引き出しトラップや着替えを行う場面です。控室で待機していたメンバーの前に、スタジアムジャンパーを着て顔全体を黒く塗り、縮れ毛のカツラをかぶった浜田雅功が現れました。
この演出は、1984年の大ヒットハリウッド映画『ビバリーヒルズ・コップ』で主演を務めたエディ・マーフィのアイコニックなビジュアルを再現したものでした。松本人志をはじめとする共演陣は、浜田のビジュアルの突飛さや特有の哀愁に対して吹き出し、通常通り「全員、タイキック」などの罰ゲームへと進行していきました。制作陣にとっては、毎年生み出される「浜田の奇抜なコスプレで笑わせる」という定番パターンのバリエーションに過ぎなかったと推測されます。
しかし、放送が始まって間もなく、SNS上ではリアルタイムで違和感や憤りを訴える投稿が相次ぎました。特に日本在住の外国人コミュニティや、異文化コミュニケーションに関わる専門家から即座に問題提起の声が上がったことが、従来のバラエティ批判とは異なる広がりを見せる導火線となりました。