強靭なH形鋼を現場で組み立てるには、適切な工作機器と接合技術の選定が求められます。
切断・穴あけ加工:
切断には高精度なバンドソー切断機やプラズマ切断機が用いられます。ボルトを通す穴あけには油圧パンチャーやマグネット付きボール盤を使用し、ボルト径に対してプラス1.0mm〜2.0mm程度のクリアランスを設けるのが標準仕様です。
接合工法(高力ボルト vs 溶接):
- 高力ボルト接合(摩擦接合):スプライスプレート(添え板)を挟み、高強度ボルトを所定トルクで締め上げることで部材間の摩擦力により応力を伝達します。現場での天候に左右されにくく、施工品質が安定するメリットがあります。
- 溶接接合(完全溶け込み溶接・すみ肉溶接):部材同士を一体化させて高い剛性と美しい外観を得られる一方、有資格者(溶接技能者)による高度な施工管理と非破壊検査が必要不可欠です。