水溶液の濃さを表す指標として最も一般的なのが「質量パーセント濃度」です。質量パーセント濃度の求め方は、溶液全体の重さに対して溶けている物質(溶質)がどれだけの割合を占めているかを百分率で表すもので、以下の濃度計算公式がすべての土台となります。
【濃度計算の基本公式】
質量パーセント濃度(%)= 溶質の質量(g)÷ 溶液全体の質量(g)× 100
※溶液全体の質量 = 溶質の質量 + 水(溶媒)の質量
ここで多くの人が陥りがちなミスが、「水100gに対して溶質を8g入れる」という勘違いです。水100gに溶質8gを加えると、溶液全体は108gになります。この場合の濃度は「8 ÷ 108 × 100 = 約7.41%」となり、目的の8%よりも薄くなってしまいます。
濃度8%水溶液の割合を正しく成立させるには、「溶質8gに対して水92g」を合わせ、合計を100gにしなければなりません。つまり、溶質と水の重量比は「8対92(簡約すると2対23)」が黄金比となります。この「全体量の中に溶質が含まれる」という感覚を掴むことが、正確な調合への第一歩です。