首位打者獲得の翌年、1989年オフに球界を揺るがすビッグニュースが飛び込みます。ロッテの中心打者であった高沢秀昭と水上善雄、広島東洋カープの顔であった高橋慶彦との間で敢行された「2対1の電撃トレード」です。セ・パ両リーグのスター選手同士がトレードされるという衝撃的な移籍劇でした。
新たな本拠地となった広島東洋カープでは、持ち前の選球眼と巧みなバットコントロールで活躍が期待されたものの、度重なる怪我や慣れないセ・リーグ投手の攻めにも苦しみ、本来の爆発力を継続して発揮するには至りませんでした。
その後、1991年シーズン途中にトレードで古巣・ロッテへ復帰。チームの本拠地が川崎から千葉へと移転した創成期を見届け、1992年に惜しまれつつ現役生活にピリオドを打ちました。波乱に富んだユニフォームの遍歴もまた、彼がプロの世界で求められ続けた証と言えます。