栄光の影で、バンドを取り巻く環境や個人の葛藤は絶えず渦巻いていた。突然の脱退劇と表舞台からのフェードアウト。ファンに走った衝撃と喪失感は計り知れないものだった。スポットライトの当たらない日々の中で、彼がどのような思いでギターと向き合っていたのか。
関係者によれば、その期間は彼にとって「自身の音をゼロから解体し、再構築するための過酷な潜伏期間」だったという。過密なツアースケジュールや商業的プレッシャーから解き放たれたことで、古賀は純粋なサウンドアーキテクトとしての探求を深めていた。自室にこもり、ヴィンテージ機材の選定から最新のDAW環境によるトラックメイキングまで、プレイヤーの枠を超えたサウンドデザインに没頭する日々が続いていた。