ネット上でミームとして定着している「だから滅びた」という言葉の原点は、1990年10月にフジテレビ系列で放送されたテレビスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』にあります。
主人公・孫悟空(カカロット)の実父である下級戦士バーダックが放ったこのセリフは、作中でも屈指のシリアスかつ絶望的な場面で飛び出しました。カナッサ星人から「幻の予知夢を見る拳」を受けたバーダックは、サイヤ人を危険視した宇宙の帝王フリーザが母星である惑星ベジータを消滅させる凄惨な未来を察知します。
傷だらけの身体で母星へ帰還したバーダックは、酒場に集まる仲間のサイヤ人たちに「フリーザを倒すために今すぐ手を組むんだ!」と必死に訴えかけます。しかし、長年フリーザ軍の傘下で侵略を続けてきた仲間たちは、「あのフリーザ様が俺たちを裏切るはずがない」「頭を打っておかしくなったのか」と大笑いし、真剣な警告を一蹴しました。
どれほど言葉を尽くしても届かない絶望的な温度差に直面したバーダックは、仲間たちを見限り、踵を返しながら激高とともに言葉を吐き捨てます。この時に放たれた「勝手にしやがれーっ! だから滅びたんだ…!」というセリフこそが、現在まで語り継がれる名言の正体です。