事件後、神野三枝はすべてのレギュラー番組を降板し、表舞台から姿を消しました。肉体的な傷以上に、長年苦楽を共にした相方からの暴力や、信頼していた仕事場での裏切りによる急性ストレス反応とPTSD(心的外傷後ストレス障害)は深刻で、一時は「二度とマイクの前に戻ることはできないのではないか」と囁かれていたほどです。
しかし、沈黙を守り続けた休養期間中、彼女のもとには全国のリスナーから無数の励ましの手紙やメッセージが届き続けました。その声に応える形で、2018年10月にCBCラジオにて『神野三枝のどこかで 巡り逢えたら』がスタート。約2年4ヶ月ぶりとなる電撃復帰を果たしたのです。
古巣である東海ラジオではなくライバル局であるCBCラジオを復帰の場に選んだ背景には、傷ついた彼女を温かく迎え入れ、再起のための安全な環境を用意したCBC制作陣の誠実なサポートがありました。初回放送で涙ぐみながら語った「ただいま」の第一声は、東海ラジオ界の歴史に残る名シーンとして語り継がれています。