鮮烈なデビュー以降、常に周囲の視線は彼女の華やかな外見に注がれ続けてきた。エンタメ業界において、強烈な初期イメージは諸刃の剣だ。認知度を一気に高める一方で、演じられる役にバイアスがかかるリスクを常に孕む。彼女自身、かつてはパブリックイメージと演者として目指す姿とのギャップに葛藤した時期があった。
転機となったのは、振り切ったエキセントリックな役柄や、一筋縄ではいかない悪役・バイプレイヤーとしての出演だった。美しさと狂気、あるいは冷徹さの中に秘めた情熱。自身のアイコンであったビジュアルを逆手に取るような役作りに挑むことで、業界内の評価は一変した。単なる「美しい女優」から「画面を支配する役者」への脱皮。それは彼女の強烈な自我と、演技に対する執念が生み出した必然の果実だ。