教育関係者や保護者コミュニティにおいて、渋幕はどのように評価されているのか。学校説明会や卒業生・保護者の証言を丹念に追うと、外面的なブランド力とは異なるリアルな空気感が見えてくる。
「自由な学校と聞いて入学したが、放置されるわけではない。周りの生徒たちが自発的にとんでもない量の読書をし、研究をし、議論をしている。その刺激的な環境に引っ張られて、自分のやりたいことを見つけられる場所」(卒業生の証言)
「親が『勉強しなさい』と言わなくても、生徒同士で認め合う文化がある。運動ができる子、絵が上手い子、喋りが面白い子が等しくリスペクトされる。田中圭さんや水卜麻美さんのような突出した個性が育ったのも、あの包摂的な空気感があったからこそだと納得できる」(在校生保護者の声)
コミュニティ内の声に共通しているのは、「多様性に対する寛容さ」である。学業成績の良し悪しだけで人間の序列を決めないリベラルな環境が、十代の自尊心を守り、将来メディアで大勢の人々を魅了するポジティブなオーラを形成している。