日本の無人島は個人で買える?購入価格の真相と最新キャンプツアー事情

日本の無人島は個人で買える?購入価格の真相と最新キャンプツアー事情

日本の無人島は個人で買える?購入価格の真相と最新キャンプツアー事情についての疑問解決ガイドをお届けします。

島を手に入れるという圧倒的なロマンの一方で、実際の維持所有には過酷な現実が伴います。購入を決断する前に、メリットとデメリットを冷静に比較検討しなければなりません。

最大のメリットは、他者の視線や騒音から完全に遮断された究極のプライベート空間が手に入ることです。プライベートビーチでのキャンプや釣り、サウナの設置、企業による貸切グランピング事業やオフサイトミーティング施設としての活用など、自由度の高い空間利用が可能です。

しかし、購入者を最も悩ませるのがインフラ整備の莫大なコストです。無人島には当然ながら電柱も水道管もガス管も通っていません。

生活基盤を整えるためには、太陽光発電システムや大型蓄電池の導入、海水を真水に変える淡水化装置の設置、あるいは雨水貯留ろ過装置やバイオトイレの整備が不可欠です。これらオフグリッド設備を整えるだけでも1,000万〜3,000万円以上の初期投資が簡単に吹き飛びます。

さらに盲点となるのが「船を着ける場所」です。砂浜や岩場だけでは潮の満ち引きや波の荒さによって上陸すらできません。安全に接岸するための桟橋や浮桟橋を設置する場合、海洋土木工事の費用として数千万円規模の予算が必要となり、各種許認可の取得にも長い年月を要します。

なお、税金面における無人島の固定資産税は、地目が「山林」や「原野」に指定されている場合が多く、評価額が低いため年間数千円から数万円程度で済むケースが一般的です。税金そのものよりも、建物の修繕費や漂着ゴミの処理費用、船の維持費といったランニングコストが重くのしかかります。

石川 優花
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石川 優花

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。