ネット上の口コミサイトや質問投稿サービスを見ていると、「大宮駅は完全にタバコが吸えない街になった」という極論が散見されますが、これは明確な誤解です。この誤解が広まった根本的な原因は、大宮駅東口と西口の都市構造の違いにあります。
大宮駅西口には、広大なペデストリアンデッキ上にさいたま市が設置した大型の公設指定喫煙所が堂々と鎮座しています。西口を利用する人々はデッキを歩けば一目で灰皿の場所を把握できます。対照的に東口は、駅前広場が狭小でバスやタクシーがひしめき合っているため、デッキ上に公設喫煙所を設ける空間的余裕がありませんでした。
そのため東口では、商業施設や商店街ビルの中に「隠れるように」喫煙スポットが分散配置される構造になりました。視界に入りやすい場所には存在しないため、土地勘のない旅行者や出張者が「東口には喫煙所が一切ない」と勘違いして発信してしまうのです。また、東口の民間・商業施設内スポットは施設の営業時間(多くは午前10時開店)に依存するため、早朝時間帯に無料スポット難民が発生しやすい点も見落とせない盲点です。