デジタル化が進む一方で、アナログならではの温かみを感じさせるボールペンイラストの人気も根強い。デスクに転がっている黒のボールペン1本とノートさえあれば、どこでもすぐに描き始められる手軽さが受けている。
特に親しまれているのが、脱力感のあるゆるキャラスタイルの表現だ。イラストレーターのカナヘイ氏が描く動物たちのように、シンプルでありながら感情豊かなキャラクターは、まさにこの手法の到達点と言える。きっちりとした直線を描こうとせず、あえて少し歪んだ線や手描き感のあるラインを残すことが、味わい深い愛らしさを生み出す隠し味なのだ。