物語の最後、現代の超高層ビル群を見下ろす丘の上で、赤い光に包まれた清太と節子の霊が佇んでいる。彼らは成仏することなく、今もなおこの社会を無言で見つめ続けているのだ。
あのラストカットが示唆するのは、彼らの悲劇が遠い過去の出来事ではなく、私たちが生きる現代のすぐ隣に漂っているという戦慄のメッセージにほかならない。スクリーンが暗転したあとも、観客は恐怖から解放されることはない。『火垂るの墓』が残す「怖いシーン」の真意は、映画が終わったあとも私たちの日常のすぐ足元にぽっかりと開いた、深い闇の存在を告発し続けていることにある。 (出典: 火垂る の 墓 怖い シーン(Yahoo!ニュース))
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