自らの個人事務所を設立し、リスタートを切った鈴木保奈美の勢いは止まらない。話題の連続ドラマや映画への出演にとどまらず、エッセイの執筆やファッション誌での凛としたスタイル提案など、その活動領域はどこまでも広がっている。自らの足で立ち、自身のキャリアを軽やかにコントロールする姿は、まさに大人の女性の憧れの的だ。
『東京ラブストーリー』で一時代を築いた彼女の可憐さは、年月の経過とともに洗練された品格と知性へと進化した。離婚という人生の大きなターニングポイントを前に怯むことなく、むしろ表現の糧へと昇華させた彼女の強さ。それは、選択に責任を持ち、自分を信じて歩む人間の凄みすら感じさせる。