渡英当初、メディアは彼らの挑戦を「無謀」と書き立てることもあった。言葉の壁、文化の違い、そして何より日本での確固たる地位を捨てての再スタート。しかし、布袋は地道に現地のクラブギグから活動を再開し、今井はその傍らで自身の歌声を磨き直した。
現在の彼らの音楽を聴くと、かつての洗練されたポップスに、ヨーロッパの乾いた空気感とディープなグルーヴが溶け込んでいるのが分かる。ロンドンの街並みが彼らに与えた影響は計り知れない。それは、年齢を重ねることを恐れず、むしろそれを武器に変えていく大人の余裕そのものだ。