親が感情的に叱っている最中に、子どもが不自然にニコニコ笑ったり、おどけたようなポーズを取ったりして、親の怒りに油を注いでしまうケースも多発しています。
幼い子どもは、大人以上に感情のコントロールや言語化が未発達です。大好きな親の般若のような形相や激しい怒声に直面したとき、子どもは本能的に「この場を和ませたい」「お母さん・お父さんに笑顔に戻ってほしい」と願います。その結果として現れるのが、親の怒りを鎮めるための無意識な媚び笑いや照れ隠しの笑いです。
「何がおかしいの!」「反省しなさい!」と笑顔を厳罰で封じ込めようとすると、子どもは「恐怖を感じても助けを求められない」という強いトラウマを抱えるリスクがあります。子どもが笑ってしまったときは、親自身が一呼吸置いて冷静になり、目線を合わせて「怖がらせてごめんね。でも危ないことだから落ち着いて聞いてね」と、穏やかな口調で安心感を与えながら伝えることが根本的な解決につながります。