騒動の後、布袋は活動の拠点を英国・ロンドンへと移した。言葉も文化も異なる異郷の地で、一人のギタリストとしてゼロから勝負を挑む道を選んだのだ。彼のギターはより鋭く、同時に包容力を増していった。東京ドームを満員にするロックスターが、ロンドンの小さなクラブでギターをかき鳴らす。そのストイックな姿勢こそが、彼の音楽を世界基準へと押し上げた。
一方の高岡は、日本に残り、女優としてのキャリアをさらに深化させた。年齢を重ねるごとに増していく退廃的な美しさと、人間の業を体現するような演技力。舞台や映画、ドラマで彼女が見せる表情は、単なる「美人女優」の枠を完全に超越していた。私生活での様々な浮沈をすべて自らのオーラへと昇華させる強さが、そこにはあった。