現在、コンビニ大手各社はイートインのあり方を大きく見直している。かつてのような「単に椅子とテーブルを並べただけのスペース」から、明確なターゲット設定に基づいた空間づくりへの転換が進む。
業界を牽引するセブン-イレブン・ジャパンは、都市部の一等地や駅ナカ店舗において、短時間の急速充電やサクッと飲食できる個別仕切り付きカウンターの導入を進める一方、郊外型店舗ではあえて座席を撤去し、商品棚の拡充や冷凍食品コーナーの拡大に充てるメリハリある店舗改装を加速させている。
対して株式会社ローソンは、淹れたてコーヒーや店内調理の「まちかど厨房」ブランドとのシナジーを重視し、カフェ風の落ち着いたインテリアや全席コンセント完備のプレミアムイートインを一部店舗で強化。ビジネスパーソンの短時間作業ニーズを確実に取り込んでいる。
さらに株式会社ファミリーマートは、イートインスペースを活用したイベント開催や地域コミュニティの拠点化を実験的に推進。イートインを単なる飲食スペースにとどめず、来店頻度を高める「顧客接点」として再定義する試みを続けている。