日本国内で発生した行方不明事案の中でも、特に多くの謎を残し、メディアやネット上で長年議論が続いている日本の有名な失踪事件一覧を整理すると、いくつかの特徴的な共通点が浮かび上がります。
代表的な事案として記録されているのが、1989年に徳島県で発生した松岡伸矢くん失踪事件です。親族宅の玄関先で、父親が目を離したわずか約40秒の間に当時4歳の子どもが姿を消しました。現場周辺は急勾配の山道であり、見通しも悪くなかったにもかかわらず、足音や物音、車両の通過音すら確認されていません。瞬時に連れ去られたのか、自ら移動したのかすら判明せず、今なお公開捜査が続けられています。
また、2001年の室蘭女子高生失踪事件では、白昼の繁華街近くのバス停で目撃されたのを最後に足取りが途絶えました。失踪直前、知人との電話で「今、下(繁華街)に着いた」と話していた記録が残っているものの、その後の行方は一切分かっていません。当時、警察は周辺の徹底的な聞き込みを行いましたが、事件事故の両面から決定的な証拠を得るには至りませんでした。
さらに、1998年の赤城神社主婦失踪事件のように、激しい雨の降る観光地で、家族が車内に待機していたわずかな時間帯に境内へ向かったまま消え去った不可解な事例も存在します。これらの行方不明事件の経緯を振り返ると、いずれも「周囲に人がいた」「白昼堂々」「極めて短い時間枠」という、常識では説明のつかない共通項が際立ちます。