ネット上のまとめや一部のファンの間では、「伊瀬茉莉也=少年役のエキスパート」というイメージが先行しがちです。しかし、これは彼女のキャリア全体から見れば一面的な捉え方に過ぎません。
デビュー初期の『Yes! プリキュア5』春日野うららをはじめ、『FAIRY TAIL』のリヴァイアサン役のようなマスコット系、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の北上ミドリのような意志の強いクルー、そして『チェンソーマン』姫野のような艶やかな大人の女性まで、その守備範囲は業界内でも屈指の広さを誇ります。
「少年役が上手いから少年ばかり」なのではなく、「どんな属性のキャラクターであっても、その人物が持つ特有の空気感を即座に掴み取れる基礎体力の高さがある」というのが業界関係者の一致した見解です。特定のカテゴリーに縛られないことこそが、彼女が20年近くにわたり第一線でキャスティングされ続ける最大の理由です。