この市場の歴史は決して平坦ではなかった。大正4年(1915年)の大火によって街の大半が焼失した際、当時の大正天皇から下賜された復興資金への感謝を込めて「大正町」と名付けられた経緯を持つ。幅わずか数メートルの短いアーケードには、創業100年を超える老舗鮮魚店から手作り豆腐の店までがぎっしりと軒を連ねる。歴史の重みを感じさせる木製の看板や手書きの値札は、単なるレトロなインテリアではなく、今も現役で動く生活の証しだ。
高知・中土佐町で出遭う「本当の日本」——熱気と鰹の薫香が交錯する港町の小道へ【2026年現地ルポ】
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