不朽の名作として語り継がれる本作が、単なる「第3期」ではなく第1話からの完全リメイクという選択肢をとった背景には、原作者・支倉凍砂氏のデビュー15周年プロジェクトという記念碑的な節目がありました。
2008年および2009年に放送された旧作アニメは国内外で高い評価を受けながらも、原作小説の刊行ペースや放送枠の都合上、一部エピソードのスキップやアニメ独自のキャラクター改変が行われていました。今回のリメイクは、「ホロとロレンスの旅路を、余すところなく原作に忠実な形で現代のアニメーション技術によって再構築する」という制作陣の強い熱意からスタートしています。
また、近年のグローバルな配信市場において、知略と心理戦、そしてロードムービー特有の情緒を併せ持つ本作のようなハイクオリティ作品への需要が極めて高いことも、再アニメ化を強力に後押しした要因の一つです。