滋賀のバームクーヘンがこれほどまでに評価される最大の理由は、素材の新鮮さと質の高さにある。生地のベースとなる卵は、湖東や日野の豊かな自然のなかで育まれたブランド鶏の朝採れ卵。黄身の濃厚さと白身の弾力が、あの特有のふんわりとした泡立てを支える。
さらに注目すべきは、地元産の近江米「みずかがみ」などを自社製粉した米粉の活用だ。グルテンフリーのニーズに応えるだけでなく、米粉ならではの「しっとり感」と口どけの良さが、小麦粉とは一味違う新しい食感を生み出している。湖国の水と土が育んだ農産物が、そのまま極上の洋菓子へと昇華されているのだ。