倉敷市芸文館ホールのキャパシティ(収容人数)は885席(1階席:683席、2階席:202席、車椅子スペース完備)です。大規模アリーナや1,500席以上の大劇場と比べると適度な凝縮感があり、演者の細やかな表情や息遣いまでダイレクトに伝わるサイズ感が大きな魅力となっています。
客席の構造は、緩やかな傾斜がつけられた扇形レイアウトを採用しています。1階席の前方から中ほど(1列〜15列付近)は臨場感抜群で、ステージとの一体感を強く味わえます。後方列であっても十分な段差が確保されているため、「前の人の頭でステージ中央が見えない」というストレスを感じにくい構造です。一方、2階席は上部から舞台全体を美しく見渡せるパノラマビューとなっており、オーケストラのフォーメーションや舞台演出の全体像を俯瞰して楽しむのに適しています。
ホールの音響に対する評判も上々です。残響時間が過度に長すぎず、クラシックコンサートの豊かな響きはもちろん、演劇のセリフの明瞭さやアコースティックライブの繊細なギターの爪弾きまでクリアに耳へ届きます。どの座席位置であっても極端な音の死角がなく、バランスの取れた上質なリスニング環境が整っています。