面接の現場で最も頻発するミスが、「入室した瞬間にいきなりカバンから書類を取り出して差し出してしまう」行動です。面接官への取材によると、面接開始前の慌ただしいタイミングで履歴書を押し付けられると、進行のリズムが崩れ、かえって悪印象を与えてしまうといいます。
書類を渡すタイミングは、基本的に「面接官から提出を求められた瞬間」が唯一の正解です。もし面接終了間際になっても指示がない場合のみ、「本日お持ちした履歴書は、どちらにお渡しすればよろしいでしょうか」と確認を入れます。この確認ができるかどうかも、臨機応変なコミュニケーション力の一環として評価されます。
また、履歴書の添え状の手渡しにおける必要性については、ネット上でも誤解が散見されます。添え状はあくまで郵送時に「誰が・何を・何のために送ったか」を伝える書類であり、対面で手渡しする場面で同封すると「形式だけをなぞって本質を理解していない」と見なされるリスクがあります。手渡し時は添え状を省き、履歴書と職務経歴書のみを準備するのがビジネスマナーの標準です。