本殿の北西、静寂な森の奥深くにひっそりと佇む「蛇の池(じゃのいけ)」。かつては見逃されがちだったこの場所が、近年とりわけ強い注目を集めている。見沼の湧水地として古くから信仰を集め、氷川神社の発祥の地とも伝えられる真の聖域だ。
底まで見通せるほど澄み切った水面には、木漏れ日がゆらゆらと揺れる。地元の古老によれば、ここはかつて龍神が棲むと恐れ敬われた場所だという。立ち入りが制限された森の深緑と湧水のせせらぎが、独特の神秘的な静けさを生み出している。本殿前で手を合わせた後は、必ずこの静寂の奥深くまで足を伸ばしたい。