「ポッキー&プリッツの日」を世界規模のムーブメントへと押し上げたのは、ソーシャルメディアの爆発的な普及でした。2010年代に入ると、毎年11月11日の午前0時を迎えた瞬間にユーザーが一斉に「ポッキー」と投稿するカウントダウン文化が自然発生的に定着します。
この熱量に呼応する形で、江崎グリコは2012年に「24時間で最もツイートされたブランド名(Most mentions of a brand name on Twitter in 24 hours)」のギネス世界記録に挑戦。初年度に184万3,733ツイートを記録して見事に世界記録を樹立すると、翌2013年にはその熱狂がさらに加速し、371万44ツイートという驚異的な数値を叩き出して自らの記録を大幅に更新しました。
企業の仕掛けたキャンペーンがユーザー参加型のエンターテインメントへと昇華し、ネットの反応がリアルタイムの社会現象を生み出す好例として、デジタルマーケティング史にその名を深く刻んでいます。