店舗の扉を開けると、そこに広がるのはまるで昭和のターミナル駅のようなノスタルジックかつ近未来的な空間だ。各テーブルには「駅名」が割り振られ、注文はすべてタッチパネルで行われる。そして何より圧巻なのが、客席の横を勢いよく駆け抜ける「特急レーン自動配膳システム」の動きである。
例えば、旗艦店の一つとして知られる焼肉特急 長吉長原店では、注文からわずか数分でミニ列車が自席の前でピタリと停車する。従業員を介さず直接皿を受け取る体験は、子供だけでなく大人にとっても新鮮だ。非接触かつ圧倒的なスピーディーさを両立したこのシステムは、人手不足に悩む外食業界に対する一つの画期的な回答とも言えるだろう。