この容赦ない減量の背景にあるのが、世界的な「カカオショック」です。
主な生産国である西アフリカ(コートジボワールやガーナ)を襲った異常気象と病害の蔓延により、カカオ豆の収穫量は激減しました。投資マネーの流入も手伝い、国際価格は過去最高値を更新し続けています。
メーカー側にとって、単純な値上げは消費者の買い控えを招くため、最も避けたい選択肢です。その結果選ばれたのが、価格を据え置くか微増に抑えつつ、中身をこっそり減らす「ステルス値上げ(実質値上げ)」でした。パッケージの縦横のサイズはほぼ変えず、厚みをコンマ数ミリ薄くすることで、店頭での見栄えを保つ工夫が凝らされています。