ネット上では「校則が緩いから自由に着こなせるのではないか」という噂が絶えない。しかし、現地のリアルな状況は噂とは大きく異なる。神奈川県立田奈高等学校の現場では、服装指導に関する独自のガイドラインが存在し、野放しの自由が認められているわけではない。
生徒たちへの聞き取り調査で見えてきたのは、厳しいルールの中でいかに「自分らしさ」を表現するかという、巧妙なクリエイティビティだ。崩しすぎるのではなく、指定品を美しく見せる着崩しの黄金比率を生徒同士で共有。校則の限界線を見極めながら楽しむスタイルこそが、今の空気感を生み出している。