インターネット上やSNSでは、新金線の旅客化に関してさまざまな憶測や誤解が飛び交っています。正確な情報を見極めるために、代表的な3つの誤解を是正します。
- 誤解1:「JR東日本が新しい普通電車をそのまま走らせる」という誤認
大型の通勤電車(10両編成等)を走らせる場合、ホーム新設や変電所増設、高架化など莫大な設備投資が必要となり、採算が合いません。現在検討されているのは、車両長が短く床面が低い「LRT車両」や「超小型軽量車両」であり、JRの一般通勤列車が直通する計画ではありません。 - 誤解2:「計画はすでに完全頓挫した」という噂
過去に何度か検討が下火になった時期があったため「頓挫した」と語られがちですが、葛飾区は現在も専任組織を置き、調査費を予算計上して国交省やJRと実務協議を継続しています。計画は頓挫したのではなく、「実現可能な現実解を絞り込む段階」にあります。 - 誤解3:「すぐに全線が開通する」という過度の期待
前述の通り、国道6号の新宿踏切処理や事業スキーム(第三セクター設立の是非など)の確定には数年単位の調整が必要です。最短でも数年での即時開通は物理的に不可能であり、段階的なステップを踏む必要があります。