二人の関係性が公に広く知られるきっかけとなったのが、2002年に出版された自伝的エッセイ『僕、はまじ』です。浜崎氏が自身の半生を綴ったこの書籍の誕生には、さくらさんからの力強い後押しがありました。
当時、自らの人生を本にまとめたいと考えた浜崎氏が相談を持ちかけたところ、さくらさんは二つ返事で快諾。それどころか、本の表紙イラストを自ら描き下ろし、帯に温かい推薦コメントを寄せるという破格のサポートを行いました。著作権管理が厳格な商業出版の世界において、一級の人気漫画家が個人の自伝にイラストを提供するのは異例の出来事です。
「自分を漫画に登場させてくれた恩返しをしたい」と語る浜崎氏と、「はまじの飾らない人柄を世に伝えたい」と願ったさくらさん。大人になり、別々の道を歩みながらも、二人の間には損得勘定を超えた確固たる友情が続いていました。