制度改定に伴い、インターネット上ではいくつかの誤認や極端な言説が散見されます。正しく制度を活用するために、代表的な3つの盲点を整理します。
誤解①:ふるさと納税自体の節税メリットが消滅した?
これは完全な誤解です。今回の改定はあくまで「仲介ポータルサイトによる上乗せポイント付与の禁止」であり、所得税の還付および住民税の税額控除(自己負担2,000円を除く全額控除)という根幹の仕組みは何一つ変わっていません。上限額の範囲内であれば、寄付額に応じた地域の名産品を実質2,000円で受け取れるという税制上のメリットはそのまま維持されています。
誤解②:クレジットカードの通常決済ポイントも付かない?
規制の対象は「ふるさと納税の利用を直接の条件として、サイト運営者や自治体が特別に付与する上乗せポイント・金券」です。したがって、一般的なショッピングと同様にクレジットカード会社が利用額に応じて一律付与するベースポイント(0.5%〜1%程度)は規制の対象外となっています。
誤解③:すべてのポータルサイトが同じ価値になった?
ポイント合戦が終息したことで、各サイトは「掲載自治体数の多さ」「UI/UXの操作性」「ワンストップ特例申請の完全オンライン化(アプリ対応)」「独自の体験型返礼品や限定品のラインナップ」など、サービス本来の利便性と独自性で競い合う健全な競争環境へと移行しています。