坂本龍一さんのプライベートを理解する上で欠かせないのが、複雑でありながらも強い絆で結ばれた家族の全体像です。坂本さんには生涯で2度の入籍歴(法律婚)と1度の事実婚があり、血縁・養子縁組を含めて4人の子供が存在します。
学生時代の初婚相手については、一般女性であるため詳細は明かされていませんが、坂本さんがまだ音楽家として世に出る前、東京藝術大学の作曲科に在籍していた20歳頃に結ばれたとされています。若さゆえのすれ違いから生活は短期間で破綻を迎えたものの、長女が誕生しています。
矢野顕子さんとの間には、矢野さんの前夫(音楽プロデューサーの矢野誠さん)との間に生まれた風太さんを実子同然に育てたほか、1980年には娘の坂本美雨さんが誕生。美雨さんは現在もミュージシャン・表現者として第一線で活躍し、父・坂本龍一さんの残した言葉や思想を社会に発信し続ける存在となっています。
そして空里香さんとの間に1990年に誕生したのが、映画監督として国内外で高く評価される空音央(ネオ・ソラ)氏です。2026年に公開された長編映画『HAPPYEND』がベネチア国際映画祭に正式出品されるなど、新進気鋭の映像作家として父とは異なる表現領域でその才能を開花させています。